おふやについて麩の菓おふやは【麩(ふ)】という日本古来からある食品を通じて 心豊かな“文化”をつくっています。
てしごと
おふやの麩菓子は1本1本、全て手作りです。
厳選した小麦粉と、小麦たんぱくはその日の天気、気温、湿度などの変化に応じて毎日配合を微妙に変えています。
蜜塗りも全て刷毛を使って手作業で塗り上げていきます。
これらの工程で3日経て、やっと出来上がりです。
店主含め、8人で毎日一生懸命つくっています。
生い立ち
おふや(三島食品株式会社)は創業1958年、人口11万人程の小さな街に製麺所として生まれました。独自の技術と三島の湧水を使用し、歯ごたえのある生めん・半生めん等の日常の食卓に欠かせない、地元の方々から親しまれる製品を製造してきました。
バブル経済後の流通改革、安価な冷凍麺が台頭する傍ら、1997年頃から地元富士宮市の製麩所から事業を引き継ぎ、地元の名産品である麩菓子の【さくら棒】をひっそりと造り続けてきました。
その後規模を縮小、長年にわたり生業としてきた製麺事業を惜しみつつもそのノウハウを活かし、【麩の菓おふや】として二次創業の一歩を踏み出しました。
麩の原料は麺と同じ【小麦粉】です。我々は長年にわたり製麺で培ってきた技術と製法を麩の製造に活かし、形は変わっても地元の方々から親しまれる商品造りを変わらずつづけています。
三島の湧水
静岡県三島市には富士山の雪解け水が100年かけて濾過した湧水が街のあちらこちらで流れる“せせらぎの街”“水の都”です。
また、東方からは箱根につづく街道がすすみ、箱根山からの伏流水が湧いています。
おふやは、この富士山・箱根山両水系がちょうど重なるエリアにあります。さらに自社工場内に井戸設備がある為、製造には井戸から汲み上げた湧水を使用しています。
麩づくりには豊富な水が必要になるため、この湧水のおかげで良質な麩を製造することができています。
おふやは、この命の水を何よりも大切な街の財産だと考え、地域住民の方などに無償で提供しており、ご近所さんが毎日この水を汲みにきて下さっています。
おふやが届ける3つの- Ful (麩ル) -
麩の文化伝統を大切にしつつも、固定概念にとらわれない新しいカタチで麩が持つ魅力をご提案し、
ColorFul(鮮やかで)、JoyFul(喜びのある)、HeartFul(心のこもった)3つの- Ful (麩ル) -をお届けします。
温故知新 【故(ふる)きものは新しい】
古来からある食品をもう一度見直す事で新たな発見がある。
温故知新。これは麩を語る上での魅力だと思います。
麩の歴史や文化を学んでいくうちに、気づく事があります。それは、最近になって麩には機能性食品として非常に高い価値があるという事実が分かってきていることです。
意外とご存じない方も多いのですが、麩は消化吸収率が90%以上もあり、昔から赤ちゃんの離乳食として使われてきました。
考えてみれば、麩はとても地味な食材で、テレビCMが流れる事もほとんど無いのに、食品スーパーには必ず並んでいる食品の1つです。これは、私たち1人1人が気づかないうちに麩の本質的魅力を理解しているからではないでしょうか。
このような「そうだったんだ」という発見を伝えていくためには、目新しい商品づくりをして、少しでも麩に興味を持って頂くことがとても重要だと思います。私たちはそうした“きっかけ”をつくる事で、少しでも多くの方が麩に親しみ、温かくも健やかで楽しい食生活をおくって頂ければと願っています。
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